アルトネリコ~世界の終わりで詩い続ける少女~

OVA

2006.10.09 mon

昨日に引き続き、タッチタイプの練習です。

某サイトの手引きに従い、ひたすらアルファベットをAからZまで順番に打ち込み続けていたのですが、さすがにずっと続けていますと飽きてきますので、未視聴のアニメを見ながらすることに。というわけで、単発物の『エリア88劇場版』『頭文字D Extra Stage』『アルトネリコ 世界の終わりで詩い続ける少女』を見たのですが、その内、アニさんが100点満点中30点を付けた『アルトネリコ 世界の終わりで詩い続ける少女』をレビューしたいと思います。

と思ったのですが、わずか25分のアニメとは言え、慣れないタッチタイプでは書き終えるのにどれほどの時間を費やすのか想像も付きませんので、印象に残ったシーンのみにさせて頂きます。どうか御容赦下さい。というか、ここまで書くのだけで既に30分以上掛かっているのじゃよー。

さて、この物語ですが、棒読みの主人公が謎の棒読みの女性に「何処だかの場所にウイルスが発生したので対処して欲しい」と頼まれることから始まります。ちなみに、この謎の棒読みの女性は以後登場しませんし、その目的の場所に辿り着くこともありませんので、この話はただのシナリオ導入と考えて頂いて結構かと思われます。

スタビライザーかフライホイールか、はたまたゼンマイか、巨大な円盤が回転する怪しい飛行機に乗り、雷雲立ち立ち籠める大空に颯爽と舞い上がる棒読みの主人公。しかし次の瞬間、突如として前方に現れた大型ウイルスのブレス攻撃を受けて撃墜されてしまいます。あなた、一体その実力で何をしようとしていたのですか? と小一時間問い詰めたいところです。

それにしても、あそこまで巨大な怪物を「大型ウイルス」と言ったり、雷について「プログラムにない天候」と言ったり、この世界、コンピュータに管理された疑似世界のような雰囲気を醸し出しています。ひょっとすると、先程の謎の棒読みの女性はマザーコンピュータで、この棒読みの主人公はミュータントを狩り出すトラブルシューターなのかもしれません……などと考えましても、世界の謎は今回の物語には何も関係して来ませんので、あまり気にしないことにいたしましょう。

さて、棒読みの主人公が大空で撃墜されていた頃、地上では一人のハルバードを手にした戦士が、これまた巨大な怪物に立ち向かっていました。

圧倒的と言っても良いほどのウエイト差。しかし、ハルバードを手にした戦士の目に絶望はありません。なぜならば! 自分の力を最後まで信じる者にこそ、真の力が……違いました。なぜならば、ハルバードを手にした戦士には、歌によって魔法の力を発動させることができるパートナーがいるからです。って、それって、世間一般のRPGでは「バード」と呼ばれる、どちらかと言うと地味なクラスの方ですか?

しかし、一口にバードと言いましても、中にはハーメルや熱気バサラのように主役を張る者もまた存在します。見よ! 歌によって魔法の力を発動させることができるパートナーが奏でるテクノ暗殺拳の美しき調べを!

「フェイマ、『第13番私はパイロット』を頼む!」 「♪ビューンビューン、ビュビュビュ、ビューン」 「♪わーたーしーはー、パイロットー」 「力がみなぎる、うおおおッ」 「♪マクロの空にー、パイロットー」 「♪僕はもうー、パイロットー」 「♪OH、0Gラーヴュ、0Gラーヴュ、0Gラーヴュ」 「♪4、3、2、ワン、ツー、スリー」 「♪ワン、ツー、スリー」 「♪ワン、ツー、スリー」 「♪ワン、ツーッ」 「第十三番怒髪拳、南無」

まさに「一撃で、一撃でザクを……」の戦闘力。ちなみに、このハルバードを手にした戦士と歌によって魔法の力を発動させることができるパートナーは以後全く登場しませんので、あまり気にしない方向で。

さて一方の、棒読みの主人公と曰く「言動がむかつく」ヒロインですが、

曰く「言動がむかつく」ヒロインが歌を唄えないことに負い目を感じたり、曰く「言動がむかつく」ヒロインがネコを治療することをためらったり、曰く「言動がむかつく」ヒロインが棒読みの主人公に出会ったり、棒読みの主人公と曰く「言動がむかつく」ヒロインが一緒に縦穴に落ちたり、棒読みの主人公がネコに包帯を巻いたり、棒読みの主人公と曰く「言動がむかつく」ヒロインが自分の考え方を互いに話したりと順調にイベントをこなしたところで、冒頭に棒読みの主人公を撃墜した大型ウイルスが突如として街に現れ、破壊活動を始めます。

盗人の整備士が修理した巨大な円盤が回転する怪しい飛行機に乗り、大型ウイルスを郊外へと誘い出す棒読みの主人公達。何かしらのギミックが仕込まれていそうな両手剣を構え、棒読みの主人公が敢然と大型ウイルスに戦いを挑みますが、墜落したときに右肩に負った傷が完治しておらず、本来の力を発揮することができません。まぁ、完治していても力の差は歴然としているような気がしますがそれはさておき、自らの危険を顧みずに戦う棒読みの主人公の姿を見て、曰く「言動がむかつく」ヒロインの脳裏に、棒読みの主人公がネコに包帯を巻くシーンがフラッシュバック!

ここに来てついに、曰く「言動がむかつく」ヒロインが他人のために唄うことを……テクノ番長としての業を背負うことを決意します。

「星よ、銀河よ、ウイルスよ、私の歌を聞け!!」 「テクノ暗殺拳第666番『俺は美少女戦士』!!」 「♪ごめんねェ、素直じゃなくってェ」 「うおあああッ体が……」 「体が熱ィィッ」 「♪思考回路は…」 「回路全開」 「♪光ファイヴァー、コミュニケーション、夢操作ONE!!」 「♪セットアァ~ップ!!」 「♪ミ・ラ・ク・ル」 「♪ロォマァァンスゥゥゥゥゥ」 「第666番ドラゴンタイガー、アーメン!!」

かくして、棒読みの主人公が大型ウイルスを一撃で屠り、当面の脅威は去りました。しかし、あの大型ウイルスが最後の一匹だとは思えない……というところで、盗人の整備士が修理した巨大な円盤が回転する怪しい飛行機が先程の戦闘の影響で制御不能となり、墜落オチとなるのでありました。

20点。