随時でもすり弁明奇譚~リアクション到着の巻~

2000.xx.x1

『デモンスリンガー』のパンフレットが届いた。パラパラと目を通していくとなかなかよさげな感じである。なんといっても、PC主体というのが嬉くなってくる。

しかし。しかしである。システム的な成長があるというではないか。ホビデ的個別リアクションと並んであまり好きではないシステムである。確かにTRPGに於いては、キャラクターの成長は、ゲームをプレイする上で楽しみの1つだ。だが、PBMに於いては、私はそれに殆ど楽しみを見い出すことが出来ない。最初に入ったのがシステム的な成長がない『クレギオン』だったせいだろうか?

多分、最大の理由は「成長を実感しにくい」ためだと思う。TRPGの場合、キャラクターの能力値やレベルが上昇した場合、それらがゲーム上でどういった意味を持っているのかが、まさに手に取るようにわかる。たとえば「能力値が1上昇すれば、その能力に関する行為の成功率が5%上昇する」というように。そして、行為の成功・失敗は、自分が振るダイスに基本的に委ねられているのだ。一方、PBMでは殆どその変化の意味がわからない。たとえば『カルディネアの神竜』で私のキャラクターの能力値は、以下のように変化した。

筋力身体敏捷精神感覚社会
第1回8101020168
第10回326262756834

きっぱり、全く成長の様子が掴めない。筋力が8から32に上がったということは、現実的にはどの程度強くなったのだ? 昔は小石しか持てなかったのが、漬け物石を持てるようになったということなのか? 能力値を基準とした成功判定があるとして、それは上方ロールなのか? 下方ロールなのか? ……そして、そのどちらだとしても、ダイスは全てマスターの手に委ねられているのだ。結果として、能力値の成長は、行為の成功率とは殆ど無関係なものになっているし、そのインフレ状態からキャラクターイメージの補助ともなり得ていないように思う。

結局、能力値の成長等は、いわゆる「クラスチェンジ」のための前提条件に過ぎないのかもしれない。そして実は私は、このクラスチェンジというのも好きではなかったりする。どうせなら最初っから強いキャラクターをやらせてくれよ、と思うのだ(実際問題として、最初から「強い」という設定でも、周り全てがそうであるため「スーパーマン、故郷に戻ればただの人」という状況になることが多々あるのだが)。わずか1年の間にぺーぺーのひよっこが達人へと成長する……それも好きにはなれない理由である。

「そもそも二月や三月の修業で強くなるなら、誰もが名人になれる、ふふふっ」(『バガボンド』)

特に今回の『デモンスリンガー』については「PCは最初っから圧倒的な力を有する」と設定されている筈。なのに、何故成長なんかが必要になるのか。こうなると「強いPC」という前提条件も疑わしくなってくる。前半はPCより遙かに強力なNPCに蹴散らされそうである。そしてシステム的な成長をすることで最終的に勝利する……って、それではアクションを考える必要なんかないではないか。強力な敵NPCが存在するのはいい。ただ、それを倒すのは、システム的な状況変化ではなく、あくまでアクションによるものであって欲しいのだ。

そんなこんなで、やる気-80%。

2000.xx.x2

某氏から某誌のアレを頂く。

なにぃっ!? 『デモンスリンガー』のGMって武藤礼恵なの!!?

やる気+80%。つか、翌日申し込みました。

2000.xx.x3

キャラクター登録用紙と初期情報(E&G)が届く。PC番号は100番台……ひょっとして、めちゃめちゃ参加人数が少ないのか?

プレイングマニュアルがないので、キャラ作成はとりあえず保留。初期情報にかる~く目を通してみるに、それぞれ学園と研究所が舞台らしい。でもって、なんだか両方ともかなり雰囲気が軽そうだ。

なんてこったい。もっとこう血みどろグチャグチャの部屋の片隅でガタガタ震えながら命乞いをする心の準備はOK? といった内容を期待していたのに。GMが武藤礼恵というだけで参加を決定したのは失敗だったのだろーか。

やる気-30%。

2000.09.18 mon

仕事中、突如としてHP作成を思い立つ。理由は「なんとなく」だ。

周囲の目を盗みながらHPの構成を失敗したコピー用紙の裏側に書いていく。この時、ふと『ロボットカーニバル』が思い浮かんだので、それに倣って各コンテンツ毎にイメージを変えてみようなどと考える。しかし、『ロボカ』を見たのなんてもう13年も前の話だ。正直、かなり記憶が薄らいでいる。……うまい具合に明日は火曜日、安くビデオレンタルができる日だ。明日、レンタルしてくることにしよう。

2000.09.19 tue

『ロボカ』をレンタル&HPの元ネタとして某コミックスを買いに行く。

たった1シーンの為にコミックスを買うというのは、なにか間違っているような気がしないでもないが、以前から欲しかったものなのでまぁヨシとしよう。問題は当該シーンが何巻にあるのかわからないということなのだが、初期のイベントなので、1~3巻あたりを購入しておけば、まず間違いはない筈。

ということで、『ほんとぴあ』に到着。カバンの中から会員証を取り出し……ない。そーいえば、先日ズボンを洗濯する時にポケットから取り出して、机の上に置いていたよーな……。えぇい、仕方があるまい。今日は各作品の収録順番をチェックするに留めよう。

気を取り直して、書店コーナーへ。まずおもむろにWジャンプを立ち読み。続いてスピリッツとヤングマガジンに手を伸ばす。パラパラと目当ての作品を読み終えた後、コミックスコーナーへと向かい、目的のマンガを探す。

42巻以降しか置いてなかった。

2000.09.22 fri

ことここに至って初めてまともに初期情報を読む。

なんか、やる気が失われていく初期情報じゃのー。もともとマリアかクレアのとこに行こうと思っているのに、2人とも1文字も出てきてないし。仕方がないのでネットを徘徊し、リアを電文化してる人を捜した後、メールを送った。

さて、他のブランチはどんな案配なのやら。

2000.09.20 wed

引き続き、HPの作成。

トップページは毎回文章が変わるようにすることにする。といっても、JavaScriptの知識など持ち合わせていないので、他の方のHPのものをそのまま流用させて貰うことに決定。お目当てのHPに繋いだ後、右クリックでソースを表示……と、次のようなコメントが目に入った。

「このソースを見て真似をしようとしている貴方にはダークフォースによる呪いが掛かります」

そんなわけで、このHPは呪われています。

2000.09.21 thu

トップページの元ネタとして『妖怪人間ベム』を検索。

「暗い音のない世界で」

「1つの細胞が3つに分かれ」

「それは人間になれなかった妖怪人間である!」

といった断片的な記憶しかないため、正式なナレーションを知る必要があるのだ。YahooやInfoSeekを使って検索してみたところ……なんと、妖怪人間ベムのスタッフが作った公式サイト(?)があるではないか! あるぞ! ここになら確実にある! ということで早速繋いでみると……

音声ファイルがありやがったぁぁぁっ!

2000.09.22 fri

ことここに至って初めてまともに初期情報を読む。

なんか、やる気が失われていく初期情報じゃのー。もともとマリアかクレアのとこに行こうと思っているのに、2人とも1文字も出てきてないし。仕方がないのでネットを徘徊し、リアを電文化してる人を捜した後、メールを送った。

さて、他のブランチはどんな案配なのやら。

2000.09.23 sat

返事のメールを頂く。

現在手元にある初期情報は、B、C、D、E、Gの5つ。このうち、マリアとクレアが登場するBとCがなかなか面白そうである。のっけから血飛沫飛んでるし。というわけで、このどちらかにキャラクターを入れることに決定。最初っからこれが届いていれば、テンションが下がることもなかったのになぁ。どちらかというとCブランチが好みなのだが、マスター初心者というのが「NPCばかり活躍する話だったらどーしよー?」とちょっとだけ不安。

なにはともあれ、やる気+30%。

2000.09.28 thu

プレイングマニュアルが届いた。

とりあえずパラパラと目を通す。『帝都双月魔術陣』や『エンパイア』と比べると、かなり情報量が多そうだ。ちなみに作ろうと思っているキャラクターのイメージは既に頭の中にあるので、あとはそれが世界観から外れていないかどうかをチェックするだけである。

でも、今日はなんか気分が乗らないのでまた今度。

2000.10.04 wed

当初思いついたコンテンツで残っているのは、リンクとTEMPESTのみ。

リンクについてはオンラインじゃなければ作業が出来ないため、とりあえず現在作業を進めることが出来るのはTEMPESTのみとなる。しかし、今一つ気分が乗らない。というわけで、きちんとプレイングマニュアルを読むことに決定。

……なんつーか、また情報が少ないマニュアルじゃのー。

「旅立ちの日って何?」

「カバルってどんな組織?」

「メンテナンスの周期はいかほど?」

そーいったことが何も書かれていない。パンフにあった呪殺教団や暗殺結社については一言も言及されていない始末。ネットプラスを買え、ってことデスカ? 単体で完結してないマニュアルっつーのはかなり問題があるような気がするぞ。

2000.10.05 thu

仕事中、「そうだ! アレがあったじゃないか!!」などと唐突にトップのネタを思い付く。

その名も『スパイラルゾーン』。日本で企画され、アメリカに渡り、ソ連でアニメ化されたという謎の経歴を持つ作品だ。いや、ちょっと順番やら国名やらが違うかもしれんが、三ヶ国に渡っていたのは確かな筈。っていうか、今回ネタにしようとしているのは、別にそのアニメじゃなく、14年前に発売されたイメージアルバムの方なのだが。

キャラデザは高田明美。でも、カバーイラストは北爪宏幸。高田明美がメカを描けなかったから、というのがその理由だったと思う。

てなわけで、カセットテープを取り出し、約10年ぶりに聴いてみる。……おおっ、ちゃんと音楽はおろか、セリフも憶えてるよ。凄いぞ、俺。しかし、10年以上も前に部活の後輩が持っていたものをダビングしたものなので、いかんせん音が劣化している。ところどころ、テープが伸びているのか、音跳ぶし。どっかにCD売ってないかなー。見つけたら、速攻で買うのに。

いや、多分、CDでは発売されてないだろうな。

2000.10.06 fri

画面の色構成を大幅変更。

というか、どうもそれぞれが中途半端なものにしかなり得ていないように思えるので、各コンテンツについて、イメージの統一を図ることに。最初はオレンジ系で色々と調整してみる。なかなか明るくてよさげな感じだ。目次のところを立て看板にしてみたり、紐でぶら下げてみたりと色々挑戦。なんていうか、あいかわらずバカなタグの使い方をしている気がしないでもない。

数時間後。出来上がったものは、ものの見事に深蒼で統一されていた。お手軽な見た目のかっこよさに走ってしまったのだ。

弱い。

2000.10.07 sat

やっとのことでTEMPESTに手を出す。このためにわざわざコミックスを購入したのだ。早々に作り上げねばなるまい。

お絵かき終了。BUT、思っていたほど面白くない。適当に描いた為か、おもいっきり柄が折れ曲がってるし。思い付いた時は「これだッ!!」って思ったんだけどなぁ……。

2000.10.09 mon

昨日に引き続き、お土産の視聴。本日最初の作品は『機動警察パトレイバー2 劇場版』。なんでも、サウンドがリニューアルされたバージョンらしい。いったいどの程度変わっているのか、果たしてわかるだろうか?

あ~~~、DVDは画面が滅茶綺麗だな~。昨日『ガンドレス』を見たため、なんでもよく見えるのかもしれないが。PS2のコントローラを使って、好きな場面にスキップ。まずは架空の爆撃だ。

「三沢はどうだ? 繋がったか?」

「ダイレクトラインで基地の指令を呼び出せ。出るまで続けろ」

おおおおおおおおおッ!!!? 声が変わっているッッッッ!!? サウンドリニューアルって、BGMや効果音だけじゃなかったのか! こういうリニューアルなら大歓迎だ。以前のは、主要キャラクター以外はけっこうアレな人が使われていたからな。是非ともこれと同じようなリニューアルを『ストリートファイター2』にもやって欲しいものである。もちろん、第一交代候補はリュウね。

閑話休題。

早朝、『デモンスリンガー』系のホームページに繋ぎ、初期情報の到達状況を確認した。って、なにぃぃぃぃぃっ!? 初期情報って、Mまで出てるの!!?

早くも、DEFICIENTの閉鎖が頭をよぎった。

2000.10.10 tue

『デモンスリンガー』のキャラクター作成。

大体のイメージは既に決まっている。「バレンティアは、異民族であり、かつDSである自分を受け入れてくれる唯一の国である」として、クレアの行動に反発するDSである。ただし、このままでは、おもいっきりクレアに敵対して、あっという間にバルブレで因果地平に飛ばされてしまいそうなので、いかにクレアの行動を見定めるような思考にもっていくかがポイントだ。

というわけで、マニュアルとにらめっこすること数十分。やっとこさ、キャラクターが完成した(PRESENTER参照)。

なんか当初の予定とは、微妙にベクトルがズレている気がしないでもない。一応、「バレンティアに対する憧れ→クレアへの絡み」、「外見年齢10才→トランプへの絡み」、「自分の夢探し→居場所の模索」といったことを考えながら作ったのだが。

端から見ると、完全にイロモノ。

2000.10.12 thu

LとMのリアクションコピーを頂いた。

パラパラと目を通したところ、Lブランチ『海賊の遺産』に外見年齢15才、実年齢28才っていう女性DSが出てることが判明。

ガビーン。

2000.10.16 mon

『デーモンガイド』が届いた。でも、『エンパイア』のアクションがあるので、ちゃんと読むのはまた今度。

2000.10.17 tue

『デーモンガイド』を読んだ。

DSの社会的立場、カバルの説明、デーモンのデータ、追加クラス。はっきり言って、その殆どはプレイングマニュアルに載せるべき情報だと思う。一番の問題は、各プレイヤーの世界観に大きな隔たりが出来てしまうことだ。

ちょっと特異な剣と魔法の世界。ヴェルド帝国が一部のオーバーテクノロジーを有している。プレイングマニュアルを読んだ時点でのイメージは、そんなものだったと思う。しかし、デーモンガイドを読むと、その認識が誤りであったことがわかる。少なくとも、銃が標準装備されている国や、エアバイクが疾走している国をイメージしていた人など、まずいなかった筈だ。また、DSは時速70~100kmで数時間疾走出来るらしい。世界が一気に小さくなった。

そして地図。半島の南東端にバレテンィア、コルメシオ等の国々がひしめき合い、北西部は全てヴェルド帝国領。コルメシオが帝国の南進を恐れるのがよくわかる。

何故、わざわざ別冊にしたのだろう。コストが余計にかかっているのは、ほぼ間違いない。数百円値上がりしてもかまわないから、これらの情報と初期リアクションの全てをプレイングマニュアルに掲載して欲しかった。

いや、マジで。

2000.10.19 thu

明日はキャラクター登録締切日。

というわけで、キャラクターの最終仕上げである。といっても、『デーモンガイド』に照らし合わせて微調整を行うだけなのだが。

まずはなんといっても、銃の存在である。こんなのがあったのでは、格闘術×3なんて修得していても空しいだけではないか。そりゃあもう、インディジョーンズに出てくるアラブ人ばりに一発で倒されること請け合いである。スピード、射程、威力。全てが負けている。こうなってくると、帝国でどれほど格闘戦が重視されているのかも怪しくなってくる。

いや、待てよ。ひょっとしてDSって、バレンタイン(兄)のように銃弾をかわせるのか? 通常の人間の感覚と敏捷がそれぞれ7程度なのに対して、DSは70ある。これならばかわせるような気がしないでもない…………ってだから、数値から全く意味が読みとれないんだってば! 敏捷が10倍あるということは、純粋に駆けっこで10倍早く走れると見て良いのか?

まぁいいや。この際、防衛術×3にしてしまおう。これならたいていの攻撃を防ぐことが出来るに違いない。DSの身体能力を考えれば、渋川老にもそうそう引けは取るまい。

さて、残るは買い物。どうせだから、いかにも旅人っぽくしてみよう。バックパックに水筒。あとは、ペンダントでも持たせるとするかな。これが唯一の家族との絆ってことで。

よし、あとはアクション用紙に私信を書けば終了だ!

2000.10.20 fri

しまったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!!

キャラ登録用紙を投函してから1時間後、私はそのことに気付いた。DS戦士で登録したのに、武器を買うのをすっかり忘れてしまったではないか! 私信に「DWとしてナックルを購入してますが、手袋ということにして頂けると嬉しいです」なんて書いてしまったのが、滅茶苦茶恥ずかしい。いや、それ以前の問題として、この事態をどうすべきか考えなくてはなるまい。

このまま無視してしまっても大丈夫だろうか? あくまで今回DWが登録されないだけで、次回購入した武器が登録されるということで……いや、まかり間違ってアイテムの1つが消されて、ランダムで武器を選ばれてしまっては元も子もない。まずは、ホビデに電話して確認することが先決だな。

って、俺、ホビデの電話番号なんて覚えてねーよ。

カバンの中を捜索。やはり、ホビデの電話番号が書かれているものなど存在しない。というわけで、104。「横浜市のホビーデータ」の電話番号を尋ねる。しかし。

「横浜市に『ホビーデータ』では登録されていません」

なにぃぃぃぃっ!? ひょっとして俺、間違えて憶えてる!? 範囲を拡大して、神奈川県で検索を掛けて貰ったが、やはりダメ。どうすればいい?

仕方がない。最後の手段だ。郵便回収を待って、封筒を一旦返して貰おう。幸いなことに、郵便ポストは私の机からバッチリ見える場所に位置している。回収予定時間まであと40分。細かくチェックし続けなくてはならないな。

外からの車のエンジン音を確認。窓を見やると、そこには回収のオジサンが! 急いで席を立ち、ポストへと向かう。事情を説明し、封筒の回収に成功。

封筒の宛先を確認。やっぱり横浜市だよ。なんでさっきは引っ掛からなかったんだ? まぁいい、今度はフル住所で検索を掛けて貰おう。というわけで、再び104。だが。

「その住所にホビーデータでは登録されていません」

なんだとぉぉぉぉっ!? そりゃいったいどういうことかね、君。案内さんの助言により代表者名(雑賀寛)で検索して貰ったが、やはりダメ。ひょっとしてホビデって電話番号非公開? 「モンテベルデ203号室に誰かは入ってますか?」と訊いてみたところ、住所と名前が一致しないと検索出来ないとのお答え。むむぅ、きっと守秘義務か何かがあるのだろう。っていうか、前の人が検索してくれた「神奈川県+ホビーデータ」なんていう大雑把な指定はOKなのですか?

さて、仕方がない。最後の手段その2だ。

3時から有給取って家に帰りました。

2000.11.12 sun

『デモンスリンガー』のリアクションが届いた。

むむっ!? なんか封筒が大きいぞ。封を開けると……これは、コミックリアか!! なんてこったい、そんなところに回されてしまったのか。しかもこの内容は……学園物ではないか!!

くぅぅっ。初回アクション用紙にアクションを書かず、キャラクター設定だけを書いて送った仕打ちが、よもやこのような形で現れようとは。やはり、きちんと「JOKERに関わっていきたい」と明言すべきだったか……。さて、どうする? ブランチ移動を検討すべきか? 今回、私はシリアス物に投入しようと思ってキャラクターを作ったのだ。それがものの見事にコメディに回されてしまった。本来ならば、即移動なのだが、このPC数の少なさは、魅力的でもあるし……。

つか、途中で夢だって気付よ、俺。

2000.11.13 mon

『デモンスリンガー』のリアクションが届いた。今度は現実である。

というわけで、早速電文化。スキャナで読みとり、バンドルソフトでテキストに変換。続いて、テキストと画像を見比べながら、修正に入る。今回は、リアを読むのと同時作業だ。

1時間後、修正作業終了。

昨日の夢ではないのだが、やはり関わっていきたい話を明示すべきだった。今回は完全に立場として宙ぶらりん。帝国・王国のどちらにも関わらないでしまっている。「キャラクター設定からある程度、マスターが推察してくれるだろう」などと楽観視してアクションを出さなかった先月の自分を後ろから張り倒したい気分である。実質、アクションを1回無駄にしてしまったのだから。

ちょっぴりブルーな気分を引きずったまま「DEFICIENT」用の整形を開始する。初期情報は、1リアクションあたり15分程度で終わらせることが出来たが、果たして今回はどれくらいかかるだろうか。文章量もさることながら、登場キャラクターが圧倒的に多いからな。

1時間後、整形作業終了。

この時、私は決心した。「DEFICIENT」は、電文で貰ったものだけにしよう。

2000.11.14 tue

『デモンスリンガー』のリンクページを作成開始。

前回検索したのが10/21だから……3週間以上もほったらかしにしてるよ。まぁ、ここのところは、『ソード・ワールドRPG』のHPの更新作業ばかりしていたからな。文章量は500KB強。殆どが2バイト文字としても原稿用紙にして600枚程。イラストも20点近く描いている。

1日に2~3人しか見に来てないけど。

と、それはさておき、リンクページの作成である。昨日の勤務時間中に大まかなスタイルと内容は決定しておいた。各管理人の参加ブランチごとに分類し、掲示板等の有無を記載するのだ。どうせなら、他の人がやってないよーなのを作りたいからな。

独りよがりの可能性、大。

2000.11.15 wed

反応があった。

実は一昨日、C2を電文化した際に2つの掲示板にそのことを書き込みしていたのだが、昨日の時点では、全く反応なし。「Cってクレア関係だから、需要は多いと思ったのになぁ」などと思いつつ、「俺の苦労っていったい……」と黄昏、独り静かに枕を濡らしていたのである。

しかし、どうだ。今朝、片方の掲示板を見てみたら、5人から反応があったではないか。良かった、良かった、良かった、良かった、良かった~♪(まんが日本昔話風)

と、それとは別に気になったことが1つ。とある掲示板にて、C1に60名以上のPCが来ているらしいことが書かれていた。私が受け取ったC2には37名おり、さらに今回はC3があることを確認している。全参加者が600名弱だとして……5人に1人はCブランチ参加者ってこと?

早くも、ブランチ移動が脳裏をよぎった。

2000.11.16 thu

唐突にネタを思いついたので、「TEMPEST」を描く。1時間半後、お絵描き&色塗り終了。で、出来上がったものを見て……

すんません……。もッ、ホントなんちゅうて言いやら、スンマセン。

2000.11.18 sat

メールにて頂いた第1回C1を読む。

と、その前に登場PC数を確認。一太郎の置換機能を使って、名前と名字の間にある「・」を数えてみる。置換結果、73個。NPC3人分を引いたとしても70人。……マジっスか!?

C1を読んでいくと、それこそ名前だけ登場という人達が何人もいることがわかる。こうなると、C2での私のキャラクターの扱いも大きいものに思えてくる。私信に書こうと思っていたことを大幅に変更しなくてはなるまい。

それにしても。なんでこんなにCブランチ参加者が多いのにHP持ってる人は少ないわけ?

2000.11.20 mon

手紙が届いた。

『デモンスリンガー』関係の交流希望のお手紙である。最初に相手から手紙を貰うなんて、なんと久しぶりなことだろう。ネットをするようになってから、手紙を出すこともすっかり減ってしまったしな。以前は、月平均10通は出していたのに、今では今年全部で10通程度だ。

というか、それ以前の問題として。何故に私に手紙を出すことにしたのだろう。何処で私の名前と住所を知ったりしたのだろう。よもや、追加連絡先に俺の名前が載ってるわけではあるまい? と、C1リアクションに目を通したら。

「追加連絡先に俺の名前が載ってるぅぅぅぅっ!!?」

しかも、わずか2人のうちの1人だ。何故に俺? はっきり言って、今回C2で一番どーでもいい立場にいるキャラですよ? と思って、もう1人の方をチェックしてみると、2番目にどーでもいい立場にいる方。っていうか、うちのキャラ置いて逃げ出した人だ。

……立場が王国・帝国どっちつかずの2名を載せたってことデスカ?

2000.11.23 thu

昨日メールにて頂いた第1回C3。このリアクションでは、クレアやカバルの目的が述べられている。

きっぱり言って、かなりの衝撃度を誇る。っていうか、「これからは、こういう主張をしながらクレアに関わろう」とか考えていたことが、全て瓦解してしまった。さすがにPLレベルで完全に的はずれとわかっていることをPCに言わせようとは思わない。いったいどうすべきだろうか? 正直なところ、「このPC、作成に失敗したかも……」と思い始めていたりもする。

クラスを[サムライ]、特技を[剣術×3]にして、「己の身体能力を過信する者には、決して辿り着けぬ領域があることを教えてやろう」「人をうまく斬る事には最早なんの感慨もない。拙者は人以外のものを斬ってみたい」とか云うキャラクターなんか、なかなか格好良さげである。

と、現実逃避はそこまでにして。建設的なことを考えるとしよう。

……。

よし、新たなテーマが決定!

「幸せは、犠牲無しに得ることはできないのか?」

「時代は、不幸無しに越えることはできないのか?」

結局、パロディかい。

2000.11.24 fri

『デモンスリンガー』関係で頂いたメールに次のようなことが書かれていた。

「赤い光で飛ばされるといえばジリオンを思いだすのは私だけでしょうか」

これはダマラム一生の不覚! こんなメジャーどころに気が付かなかったとは……!!

2000.11.27 mon

最近、すっかり速達癖がついてしまった。

本日は『デモンスリンガー』第2回アクション締切日。というのに、まだアクションシートは白紙だったりする。実のところ、既にアクションの大枠は決まっている。いや、細かいところも決まってはいる。

ただ、納得出来ていないだけだ。

もっと何か面白いものがあるのではないか? そんな幻想に囚われ、いつも〆切間際に自分を置いてしまう。今回のアクションにしても、今のままでは「自分のキャラクターがどう描写されるか?」という楽しみはあっても、「物語がどう動くか?」といった期待感など持ち得ないものとなっている。困ったものだ。

ディスプレイに映し出されたアクション案を見ながら再考する。

……。

ふと気付くと2時間が経過。

寝てマシタ。

2000.12.19 tue

『デモンスリンガー』第2回C2リアクションが届いた。

ネットで確認する限り、昨日の時点で関東圏の人達に届いていなかったようなので、「うちに届くのは水曜日以降になるな」と思っていたため、正直驚きである。「いったい何事?」と思いながら、宛名面を見て納得。速達であった。

自室に上がり、封を切る。まずはマスターメッセージの確認……無記入。ちょっと寂しい。

続いてPC数の確認。1、2、3、4、5…………57人か。かなり増えたな。C1から流れてきた人が多いということか。それなのに、リアクションはわずか2枚のみ。住所録を抜かした内容は、わずか3面弱だ。幾分、不安になる。

先月と同じように、電文化との同時作業でリアクションを読み始める。1面に掛かる時間は約15分。読み終えたのは、50分後であった。

っていうか、凄い状況だな、コレ。全6章のうち、後半3章が箇条書きになっている。

Scene.4

○以下、要約○レジスタンスに関与しているといわれている女性デーモンメンテナンス、ラティーシャ・マルゲートの助力で目を覚ますジョーカー。廃棄されたハイダル・デフォネーズ研究所の存在を調査隊のPC達に伝えるラティーシャ。そこに行けば、ジョーカーが何なのか分かるかもしれない。(デフォネーズ研究所へ向う)また、ラティーシャの口から、クレア・コリエンテらDS部隊に対抗するレジスタンスの誕生が伝えられる。

(ザール攻めへの参加C1を参照)

といった感じだ。内容的には、大きな状況変化は起こっているようには思えない。というより、まず間違いなくマスターの予定内の展開の筈。

「スケジュール管理のミス?」

そんな疑問が脳裏をよぎった。C1の方は、B担当の虎井マスターが執筆しているという話も聞く。次回、どこまで立ち直ってくれるのか……かなり不安なところである。

っていうか、ものの見事にジンクス通りになりつつあるよ、俺。

2000.12.24 sun

アクションの参考とする為、貰ったC1とC3を読む。

……って、なにぃっ!? C3って、武藤GMが書いてるの!? C2があんな状況だったから、てっきりC3に力入れすぎたのかと思っていたのに。十数分後、2つのリアを読み終わり、思った。

「羨ましい」

2000.12.25 mon

早朝、『デモンスリンガー』のアクションを書き始める。

昨夜の時点で、既に行動は決まってある。ただ、ひょっとすると、もしかして、うまくいけば、布団に入ってから目覚めるまでに、何かいいアクションが思い浮かばないかと思い、書くのを控えていたのだ。

結果は、敗北。別に何も思いつかなかった。というわけで、パソコンに向かい、アクションを打ち始める。とりあえず今回は、キャラクターの立場を確立することが目的だ。故に、状況を動かそうとか、そういった考えは殆どないものとなっている。……いや、ただの言い訳に過ぎないが。

残りのアクション回数を数えてみる。全8回だから、今回を含めて、あと6回。これで、どこまで深くプレイすることが出来るだろう?

今までで一番濃かったのは、『サイコマスターズ J-FILE』。私が参加したW2では、キャラクターからシナリオに絡んでいく必要はなかった。マスターがシナリオにキャラクターを組み込み、NPCからキャラクターに働きかけてくれたからだ。おかげで第2回で既に、「どうすれバインダーッ!?」という状況に陥ったりしたが、それは楽しい苦しみである。

昨日書いた「羨ましい」。これは、キャラクターがシナリオ内に居場所を得ていることに対するものだ。

2001.01.15 mon

第3回C1リアクション到着。

掲示板に書き込みがあったとおり、今回は虎井マスターが執筆している。っていうか、次回以降も続くらしい。まさかホントにクレア関連がBに、ウィルダーネス関連がMに吸収されることになるとは……Cブランチの参加人数って、ひょっとすると最多から最小になったんじゃなかろーか?

ま、それはさておき。先月と同様に、電文化と同時作業でリアを読み始める。

1時間後、電文化終了。おぉっ、意外と出番があるぞ! 正直なところ、今回はレジスタンスに入ることで、キャラクターの立場を確立出来ればそれでいいと考えていたので、嬉しい誤算である。アクエリアスさんと意見の衝突が起きていたのが大きいようだ。いずれ「クレアの気持ちを考えことがある!?」と主張するPC/NPCとぶつかる可能性があるとは思っていたのだが、まさかこんなに早くそのシーンが訪れることになるとは、思ってもみなかった。

っていうか、いずれこーゆーシーンに持っていけるように行動していこうと思っていたのに、いきなり目的が達成されてしまったよ。次回から、どーしよー?

2001.01.20 sat

第4回アクションを考える。

大まかな行動は決定している。『レジスタンスとして他者の防護に専念する』というものだ。

っていうか、これでは第3回アクションと全く同じである。あとは、これをどう味付けしていくかが問題となるわけだ。前回の時点では、基本的にアクションは、キャラクターの心情をメインとし、ゆくゆくはあるシーンに持っていくことが出来ればいいなぁ、と考えていた。だが、その目標のシーンは既に達成されてしまった。というわけで、新たなアクション基準を考えなくてはならない。

やはり、次回の展開を予想して、その中でキャラクターをどのように登場させるか、どんな役割を与えるか、といったことを考えるべきか。しかし、次回の展開はかなり予想しづらい。レジスタンスに駐屯軍、クレアにケイオスウォーリア、そしておまけにトランプまでが付いてくる。かなり、混沌とした状況になるのは、間違いない。さて、どうするべきか。

結局、何も思い付かないまま、就寝時間。明日、4年半ぶりにM:TGをやるっていうのに、全くデッキを作れなかったよ。

2001.02.09 fri

早いところでは、昨日の時点で第4回リアクションが届いているらしい。だが、残念ながらBブランチはまだのようだ。

うちに届くのは、来週に入ってからか……。

2001.02.13 tue

早朝、メールにて、第4回B4を頂く。

昨夜の時点で既にB1、2、3、5は入手しており、それらに私のキャラクターは登場していないことは確認している。というわけで、このB4に登場している筈。まずは、かる~く目を通していく。

前半部分に発見。パラッと見た感じでは、どうやらアクションは失敗だったようだ。ちなみに前回のアクションは、「クレアがヴァルキリーブレッシングを撃ちそうになったら、組み付いて止める。間に合わないようなら、ヴリドラの向きを変え、クレア自身を巻き込む形にする」というもの。当然のことながら、PLとしての狙いは後者である。

だが、残念ながら、クレア自身を巻き込むことは出来なかったらしい。無念である。とゆーか、「組み付いて止める」なんて書かないで、「クレア自身を巻き込む」だけにすれば良かったよ。第3回リアが届いた時点で「日和るのはやめよう」と思っていたのに、今になってみれば、まだまだ日和っていたようだ。

そんな後悔を胸に、午前中は仕事に従事。そして昼休み、台詞化とともにきちんと読み直す。

なんとーっ。

今回、ザールでクレアの周囲で戦っていたDSの殆どがウィルダーネス(Kブランチ)に飛ばされてしまったのだが、うちのキャラがクレアに組み付いて、ヴリドラの向きを変えてしまったことがその原因とされているではないか。次回に新たにブランチが創設されることを考えると、今回多数のPCがウィルダーネス行きになることは、前回の時点で既に決まっていたことなのだろうが、その中に組み込まれたことは、ちょっと嬉しい。「止めようとしたけど、失敗した」だけではなく、ストーリー上の意味を与えられたのだから。

しかし。バルブレを発動させて、気を失ったクレアと2人きりになったというのに、その後何もしなかったということは……。

『他の人を消してしまった』という現実から逃げ出したな、俺のキャラクター。

2001.03.12 mon

確定申告17日目。

と、それはさておき、第5回リアクションB5が届いた。毎度の如く、電文化と同時進行で読み進め……4ページ目に入ったところで大爆笑。

「クレアさん!!」

護送車の扉にたどり着いたカスミは力任せに扉を叩く。

「オズワルドさんが……オズワルドさんが!! お願い!」

カスミは悲痛な声を上げる。

その時だった。

「手伝ってやろうか?」

地の底より響きわたったかと思うような声がカスミの背後で聞こえた。声自体は鈴のように軽やかであるが、その声色は、すでに人のそれではない。

「どかなければ、君ごと真っ二つにするが、な」

カスミの後ろにはもう1人の混沌の使者……ヴィーネが立っていたのだ。

いきなり、『ジャイアント・ロボ』ネタをやるかい! しかも、よりにもよって、素晴らしきヒィッツカラルドだ。今までは別段注意を払ってこなかったのだが……ひょっとすると、他にも色々と小ネタが散りばめられているのやもしれぬな。

虎井マスター、あなどりがたし。

2001.05.14 mon

第7回リアクションB4到着。

今回のリアは、今までで一番期待と不安が入り交じったものになっている。前回のアクションの概要は、『CWに対して唯一の対抗手段であるクレアを守る』というもの。きっぱり、私の基準では0点に近いシロモノだ。まず、ストーリーになんら影響を与えない。続いて、別に自分でなくともかまわない。端的に言えば、「その他大勢のNPCにやられても、やって貰っても、全く問題がない行動」と言うことが出来る。

では、いったい何に期待をしているのかというと、決めゼリフ欄に記載した次の台詞の取扱いである。

「トスカニアそのものをとばすことはできないの?」

トスカニアがウィルダーネスからの入り口となるならば、トスカニアそのものをヴァルキリーブレッシングでとばしてしまえばいい、という考えだ。別名を『大怪球ごと月にテレポート』作戦(マンガ版)と云う。本当なら、これをメインの行動としたかった。しかし、現実問題として、まず採用されないであろうことが予想出来たため、セリフとして記載するにとどめたのである。第一に、街一つをとばすだけのVVを放つのに、いったいどれだけの協力が必要なのかわからないし、第二に、もしこの案が採用された場合、前回の『マスターより』にあった「次回、初っぱなに異世界への通路が開きます。これまでケイオスウォーリアーの暴れっぷりなどで止めようのない事態ですのでご勘弁を」という記述が否定されることになり、多くのアクションの前提条件を壊してしまうことになるからだ。

でも、ひょっとすると……?

そんな微かな期待を胸にリアを読み始める。結果として、規模は縮小され、目的も一度開いた門を閉じるため、と一部変更はあったが採用してもらうことが出来た。ありがとう虎井マスター。見せてもらったよ、PBMの可能性を……な。

っていうか、こんなことなんかどーでもいいよーな状況に陥ってんですけど、うちのPC。ミリルさーん、『継ぐ者』っていったいなにー!?

2001.05.22 tue

『デモンスリンガー』最終アクションを考える。

今回、称号が『継ぐ者』というものになっていたりするわけだが、この称号や「最終回」といったことを念頭に置いてアクションを考えると、どうしても何か大きなことをやらかそうとして、考えがまとまらなくなってしまう。もともと、メインストーリーは他のPCさんにまかせて、脇でちょろちょろやる、というのがシリアスでの私のプレイスタイルなのだ。

というわけで、おもいきって方向転換。「今回が折り返し地点!」といった感覚でアクションを書くことにする。もともと、どう転んでも全てが解決するような状況ではないのだ。それに、新たな称号を得たからといって、何か新たなことが出来るようになったわけでもないのだし。

なんか本当に、第5回くらいのアクションみたいになってしまった。いいのか、コレ?

2001.05.24 thu

ミリルさんのプレイヤーであるまーく2さんからメールを頂いた。

内容は、バランシァやルーメンスの目的の推察から、今回、うちのカスミが頂いた『継ぐ者』という称号の意味まで、多岐に渡っている。読み進めていく内、「そーゆー考え方があるのか!」と感心する一方、「昨日投函した最終アクションどーしよー!?」とおもいっきり後悔モードに突入した。私の最終アクションが、ミリルさんの意図するものを全く無視したものになってしまっていたからだ。せめて、今回が最終回でなければ……そのことだけが強く思い起こされた。

ところで、「締切日の25日のぎりぎりになって投函することになりそうです」って、今回は25日必着なんですけど……。

2001.06.14 thu

『デモンスリンガー』最終回B4が届いた。

いざ、リアクションが届く段階になって、「やっぱりあんなアクションにするんじゃなかった」とか「でも、他に何も思い付かなかったのも事実だし……」などと悶々としていたのだが、今日、その全てが終わった。いつも通り、スキャナを起動させ、電文化と同時進行でリアクションを読み進めていく。

結果、アクションは、ほぼ没であった。

しかし、かなり登場させて貰っている。これは取りも直さず、前回ミリルさんに『継ぐ者』という称号を貰った為だろう。「もしこの称号を貰っていなかったら、いったいどんなアクションを掛けただろう?」 そんなことを考えもしたが、多分、何も変わらなかった筈。なにしろ、アクションでは『継ぐ者』について全く言及しなかったのだから。とすると、今回の登場シーンの多くは、ミリルさんのおかげということになるだろうか。

プレイヤーの私は、『継ぐ者』という称号から逃げてしまったが、キャラクターのカスミは、そのことを正面から受け止めたようだ。カバルの内陣から与えられた『継ぐ者』という称号を意識しながら、カバルに属することを拒否するという、一種矛盾したことを行っているが、カバルとは違った道でその称号に辿り着いてみせる、という意志の現れなのだろう。

「いずれ、時の果てで出会うことがあれば」

これは、ケイオスウォーリアのレイス氏に言われた台詞だが、遥か霞んで見えないその未来まで、きっとカスミは歩き続けるだろう……そう思えることがとても嬉しい。

もっとも、「当面の生活費はどうするんだ?」という、より身近で切実な問題もあったりするのだが。

2001.08.18 sat

「がんばれー」

「がんばるー」

というわけで、どこかで誰かが逆さ吊りになったのか、本日は雨の中の『デモンスリンガー』『セブンスブルー』『エリクシェルベーダ0』合同ファイナルイベントである。蒼生輝氏の司会のもと、各グランドマスターが初めに挨拶を行い、その後は、いつもの如くゲームごとの分散会へと突入した。

私が参加したのは、『デモンスリンガー』だったのだが、ここでいつもとは違うことが行われた。ブランチごとに何人来ているのかを、手を挙げさせて確認したときに、プレイヤーに自己紹介をさせ、グランドマスターが担当マスターに対して「どんなキャラクターでしたか?」と訊いていったのである。

「この人は、×ブランチの勇者です」

「×ブランチのラスボスになった人です」

「色々な意味で惜しかった人です」

といった解説が次々と行われていく。ちなみに、私のキャラクター、カスミに対する虎井マスターの言は、

「本人の知らないところで持ち上げられて、称号がついてしまった人」

というものであった。この時、私は「ミリルさんのことだな」と思っていたのだが、その後に話を聞いてみたら、他にも何人か「カスミを応援する」といったアクションを掛けた人がいたらしい。正直なところ、これにはかなり驚いた。事前打ち合わせがない状態で特定PCを対象としたアクションを掛けるのは、なかなかの勇気を要する。相手が、次回必ずそこにいるとは限らないからだ。

ちなみに、何か大きなことをやろうとしている訳でもない私のキャラクターに対して、そのようなアクションが複数掛けられているのを見たとき、虎井マスターはこう思ったそうである。

「おまえは、ちよちゃんか!?」