銀河鉄道物語~永遠への分岐点~

第1話 『新たなる旅立ち』

2006.10.15 sun

録画したままほったらかしにしていた『銀河鉄道物語~永遠への分岐点~』の第1話を視聴。

「おおっ、キャラクターが松本零士っぽい~。それでいて女の子が可愛いですよ? で、世界観を壊しているこのファッキンドレッドは誰だ?」とか思いながら、OPをほけーっと見ていたわけですが、開始から35秒が経ったところで思考が一瞬停止しました。

メカニックデザイン:峰岸達実、浜中義美

み、峰岸達実ぃっ!?

この方ってひょっとして、『アルセイルの氷砦』のカニアーマーや『フォーチューンの海砦』のゴローさんの中の人ですか? 思い返してみますと、確かに『RPGマガジン』で船や汽車のイラストを極々稀に描かれてはいましたが、まさかそれを本職にされていようとは。まさに「またも……またしても……時空を超えてあなたは一体何度―――我々の前に立ちはだかってくるというのだ!!」という感じです(註:立ちはだかっていません)。

さて、話は変わりまして本編ですが、

  1. 銀河鉄道を走る列車が突如として消失するという事件が発生。SDF(空間鉄道警備隊)が捜査を開始し、「列車は次元断層に飲み込まれてしまったんだよ!!」「なっ、なんだってェ―――――!!」ということを突き止めます。
  2. さらに、その列車が偶然にも、自宅謹慎中の主人公がいる惑星に突っ込んでくることが判明。ここまで来ると偶然ではなく、もはや必然です。
  3. 謹慎中のため、「オレにだって……動けないときぐらい…ある…」と苦悩する主人公。
  4. しかし、なにか知りませんが既に死亡している父や兄のことを思い出し、「あきらめない!! それがオレにできる唯一の闘い方なんだよ!!」と行動を開始。謹慎中でありながら、SDFの身分を濫用して他の列車を徴用します。
  5. 暴走列車に乗り込み、客車を切り離すことに成功する主人公。しかし、手動ブレーキを用いても機関車輌の暴走は止まらず、「オレは……何もかも……何もかも遅すぎたんだ……」と諦めかけたその時!
  6. 「よし、SDF緊急出動だ!!」とやって来た上司が武装列車の主砲を発射! 見事、機関車輌を惑星激突コースから弾き飛ばし、危機を脱します。
  7. しかし、謹慎中の勝手な行動は、決して許されるものではありません。主人公は解雇を覚悟しますが、「本当にそう思うか!? 大本の認識が間違っていたとしたら……!!」と、実は謹慎期間は数時間前に終了していることを上司から伝えられるのでありました。めでたしめでたし。

いや、それ、「めでたしめでたし」で締めていいのか? と思ったりもしますが、それ以前の問題として、主人公が所属している組織や謹慎理由、そして父や兄に関する説明が余りにも足りないように感じられます。そう、これではまるで物語を途中から見ているような……というところで、ふと気になりましてオフィシャルサイトやウィキペディアを確認。

銀河鉄道物語~永遠への分岐点~

2006年10月から中部日本放送などで放映されているSFアニメ作品。本作品は2003年10月から放映された銀河鉄道物語の第三弾シリーズとして作られたものであり、第一、第二シリーズと同様に銀河鉄道999の作者である松本零士が参加している。

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ということで、これにしろ、『オーフェン』にしろ、『ケロロ』にしろ、いきなり続編を放送するのはやめて欲しいと思った須賀和良です。ごきげんよう。

ところで。

EDの最後で、列車が地獄のネジ回しの如く回転する意味が全くわからないのですが、これはこの列車のフェイバリット(必殺技)か何かなのでしょうか?