1991 遊演体 NG91『那由他の果てに』

official illust

[那由他の果てに パンフレット][那由他の果てに プレイの手引き]

キャラクター

設定

[槙槙]

名前
槙槙(まき・こずえ)
職業|性別|年齢
その他学生(大学生)|女|20才
各種設定
タイプ選択タイプ
職業に忙しい□■職業に忙しくない
善人■□悪人
クール□■ホット
酒が呑める□■酒が呑めない
協調性がある■□一匹狼
思慮深い□■脳天気
ヒラメキ■□コツコツ
気が多い■□のめり込む
知性派■□肉体派
普通□■
シリアス□■ギャグ
都会的□■野生的
自由設定
  • 明神大学経済学部2年。1年の時に単位を取りまくり、あとは学部に上がるだけという状況になっている。
  • 高校の時、演劇部に所属し、その独特のキャラクターと演技力で人気を得ていた。その演技で人をだましたり、その気にさせたりするのには、天才的な才能を発揮する。
  • 基本的行動理由は、「面白ければいーじゃない♪」。本人に悪気はないのだが、はたから見ると迷惑この上ないことをやったりする巻き込み型。
  • 好きな言葉は、「終わりよければ全て良し」。
  • まわりくどい言い方はせず、率直に物事を話す。一人称は普段は「あたし」だが、その場の状況によって、言葉遣い、態度を豹変させる。
趣味・特技
演劇、演劇、演劇

説明

このゲームに参加するとき、サークルの友人と「みんなで変な名前にしよう!」という話になり、「槙槙」という名前になりました。ちなみにその友人達は、「椋椋」、「二月三月」、「御留守」、「田畑耕作」といった名前を付けています。

第2回に異世界ムーンファに移動し、銀風光氏をリーダーとする『風の旅人団』に参加しました。パーティーでの職業は遊び人。

キャラクター作成時には、演技力を駆使して場を引っ掻き回すトリックスターとなることを狙い、特技を「演劇×3」としていましたが、その演技力をアクションで活用することはありませんでした。ただし、「シナリオに登場していない他国と連携しようとする」、「重要NPCにちょっかいをかける」、「重要NPCをシナリオの外に連れ出そうとする」など、プレイヤー視点で見れば十分トリックスターだったと言えるのかもしれません。

また、他のプレイヤーさんが書かれたプライベート・リアクションでは、「職業:遊び人」としての特性を生かし、ボケとツッコミの両方に使えるキャラクターとして登場させていただきました。

なお、このキャラクターをプレイしていたときは「女性キャラクターにちょっかいを掛けることができない」という理由から、「二度と女性キャラクターはやるまい!」などと思っていたのですが、「明るく前向きな男性キャラクターなんてプレイできない」という理由により、その決心は1年ほどしか保つことはなかった次第。

項目

第02回『「ムーンファ」ワールドへ言って古城の探索を行う』(白鳥景マスター)

preface

リアクション中にキャラクターの名前が一山いくらのように列記されている箇所があります。これは、アクションが没になった場合、リアクションに名前が登場しないことが当然だった当時にあって、担当の白鳥マスターが、名前だけは必ずリアクションに登場させるようにしていたことによるものです。

リアクション

9月18日(Pet.15)。リン城探索隊……いわゆる広義の「風の旅人団」が西を指して出発してから10日近くがたつ。だがこの日に至るまでに、探索隊からの連絡は急使はもちろんのこと、定期連絡の使者さえ全くない。これについては、

「なあに、うちのレスキィが忘れとるだけだよ」

などと呑気なことを言うリシタンのような輩(やから)もいたが、あくまで事態を重く見た護民庁は、この日リン城探索隊の第2隊を組織する旨の布告を出した。

出発の予定日が9月20日(Pet.17)と、準備の期間が非常に短いこともあり、

「充分な頭数が揃わないのではないか」

などと、護民庁の長官のセーズはえらく気を揉んでいたが、蓋を開けてみれば「人数の点だけで考えれば」第1隊に匹敵するほどの、29人もの「丘から来た勇者」が集まった。すなわち波津野小学校5年3組の生徒であるジェラルド松本、青山健、火神炎と担任の竹鳳姫瑠、彼らのクラスキャンプの時からずるずると関係の続いている医師の東風満帆。風の旅人団の竜崎士門、紡城佳津騎、槙槙、桜内梗華。そして八神和生、月影冷四郎、水無月青州、橘絵舞、天鬼魅華、嵐世稜人、栗原陽子、藤沢亮、鳴神真琴、畠山一仁、羽皇鷲司、滝川勝利、黒虎龍牙、竜神和生、立花一、冴羽りょう、雪舞鈴奈、冴火洸、沢西望、真崎美久仁である。(加えて、東風の連れてきた犬が一匹)

以下はこの命知らずの者たちと、既に城の魔の手に囚われてしまった者たち、そして1人の女性の織り成す、苦闘と、苦闘と、苦闘の物語である。

第03回『「ムーンファ」ワールドへ行く』(白鳥景マスター)

リアクション

わだかまりが解けると、エリミアは普通の…美しい…1人の女性だった。5人が苦労して作った羽の出来映えを褒め、みどりやりおやスノーホワイトの持ってきた絵本や宗教画…どれも天使をモチーフにしたものだ…を見せられると大いに感心し、健の持ってきたお弁当…日々此冒険と槙槙が「猪鹿亭開店前セール」などと言って屋台で売っていた和・カーネリシ折衷の苦心作だ…を神妙な顔で味見したりしていた。

第04回『霧が丘へ行く』(白鳥景マスター)

リアクション

夕方、日暮れの鐘がブラートンに響くと、「丘から来た勇者たち」が三々五々エリミアの家に集まりだした。結局この日にパーティーに出席したのは以下の者たちである。任蒼龍、壬生竜児、楡崎亮、如月劉馳、天鬼魅華、陣内良、大崎鉄也、ジェラルド・松本、星川りお、秋山みどり、菊名淳一、酉島飛鳥、火神炎、スノーホワイト・ホークウィンド、氷室一鷹、月影冷四郎、似名川田似、冴火洸、高原秋彦、鳴神龍也、橘柾樹、槙槙、冬馬暁、江川宇礼雄、首藤絵美、鈴木白竜、友綱睡魔、羽柴龍輝、長谷川恵、華桐瑞稀、藤井貴生、波乱万丈、風宮達也、神竜忍、真柴香、八神和生、冴羽りょう、宴遊一、八神水季、薮内竜、羽皇鷲司、那迦月梨乃、三村寛、黒虎龍牙、疾風竜牙、剣琢磨、後藤しん、一条光輝、星清貴、銀風光、魔晶韻華飃土、大神弥子、コーリン・オリハル、竜神和生、猫神風月、平林紫乃、西本郷のん、天霧魔祈、雲居遙、北条沙織、飯富詮冬、畠山一仁、幻夢麗人、月魅漠、滝川勝利、金龍狼、大犬神謙介。

黒瀬利市と日々此冒険は、店の用事が色々とあるからということで残念ながら参加できなかった。

さんを含めた「国王に会いに行く」という行動をとろうとした皆さんへ。これに関しては国王のプレーヤーの方に直接連絡をとってください。また、国王のプレーヤーの方へ。王の仕事として、ひと月の行動とは別枠でPCを官職に任命することができるものとします。具体的にだれをどんなポストに任命するかは別紙に書いて送ってください。

プライベート・リアクション『狂詩曲』(竜堂一角のプレイヤーさん)

Diviaの14日(2月14日)バレンタインデー。ある者は泣き、又ある者は喜びに身を震わせる。この日には数々の人と人とのドラマが行われる。それはムーンファの水の都、カーネリシも例外ではない。

その日は朝から変だった。カーネリシの人々が見れば「勇者」達、特に男性の間に張り詰めた気が流れ、同時に密かな期待感に身を包んでいるのが感じられるだろう。彼らの振る舞いは何処かぎこちなく、他の者と顔を合わせれば

「新しい服だな、似合ってるじゃないか」

「お前こそその帽子、何処で買ったんだ? いい色だな」

「はっはっはっ」

「はっはっはっはっ」

などと言う会話が行われているのを奇妙に思ったに違いない。この様な状況では

「はい、ジェラルド君。チョコあげるね♥」

「うわあ、ありがとう。うれしいなぁ」

といった小学生達のほほえましい光景も、彼らの緊張を高めるだけであった。尤も、中には御前崎助三郎や竜堂一角のように我関せず、と平然としている者もいたのだが。さて、彼らは今広場に集まっていた。朝食の後女性達に追い出され、何をするのかと黒瀬利市や日々比冒険に尋ねても

「まあ楽しみにしていなって」

と言うだけ。二人のロの堅い事ときたらシャコ貝の様である。その内に何やら甘い香が漂って来るといやが上にも期待が高まり、他にする事もないので自然と店の前にたむろしている訳だ。

そしてそろそろ昼になるかという頃になって女性達が姿を現した。

「ん〜〜。あたしもう手が疲れちゃったよ〜」

背伸びをしつつ言ったのは猫神風月。それを聞いて笑ってるのは桜内梗華と槙槙だ。ざわっ、男達の視線が集中する。

「あれ? 皆何してんの、こんなとこで?」

近くにいた星清貴に猫神が尋ねると

「い、いやあ、いい天気だなあと思って…」

まるで見当違いの答えをする星。

「ふ~~ん?」

不審そうな顔をしつつも、あまり深く考えない彼女の事。そのまま泉の方に歩いて行き、他の二人と一緒に腰掛け何やら話し始めた。一方男達は次の行動に移るきっかけを掴み損ねていたが、一条光輝はこほん、と咳払いを一回すると足取りも軽く女性達の方に歩いていった。

「あら一条君何か用? 相変わらず凄い格好ね」

笑いながら桜内が尋ねると芝居がかった言い回しで一条が答える。

「おお、愛しき我が恋人よ、よくぞ聞いて下さった!」

思わずずるこける桜内。

「勝手に決めるな、こら」

抗議する彼女を無視して一条は続ける。

『その才知、その美しさ、いずれにおいてもあなたはこの大地の驚異に、いや、神聖なる大地そのものにも劣りません(間違い喜劇)』

「あら、シェークスピアね」

演劇部にいた事がある槙槙が楽しげに口を挟む。一条は、さらに続けて

『真の想いは、言葉に表せない、ありのままの姿を誇りこそすれ、上辺の装いなど気に掛けは致しませぬ。持金を数えられるのは貧しい者だけ、この胸の偽りなき恋心は募りに募り、その半ばすらとても数え切れませぬ(ロミオとジュリエット)』

「…熱でもあるんじゃないの、一条君?」

うげげ、という顔で桜内が言うと

『おお、その唇に蔑みをお教えなさるな、それは口づけの為に造られたもの、決してそのような蔑みの為ではございますまい(リチャードIII世)』

大真面目に答える一条。猫神は目を丸くして見ている。

「あいつとうとう切れたんじゃないか?」

と近くで見ていた畠山一仁。

「いや、ありゃ本気だな、うん」

不破久魅威が頷きながら言うのを聞いた相棒の呉石風牙は、ぼりぼりと頭を揺きつつ

「それにしちゃあ、ちょっとやり過ぎだと思うがなあ」

呆れたように言うと、突然御前崎が茶化すように言った。

『恋ゆえに犯す気違いじみた行いという奴を、その一番当細な事まで憶えているのでなければ、お前さん、女に惚れた事などありはしなかったのさ(お気に召すまま)』

他の三人しばし無言。ややあって風牙が言った。

「…何だよお前まで」

一方桜内は一条の意外な攻撃に溜まらず助けを求める。

「槙ちゃ〜ん💦 何とかして〜💦」

「ま〜かせて♥」

指を立てて(お下劣!)答えたは一条に向き直ると言った。

『お喋りは上手いわね、でも、言葉が何だと言うの?ーそれにしても、言葉というのもまんざらではない。それを喋って聞き手を喜ばせるとなればね(お気に召すまま)』

の言葉に一条は我が意を得たりと頷きつつ

『舌を持っている男なら、そうですとも、その自分の舌で女をロ説き落とせない以上、決して男とは言えません(ヴェローナの二神士)』

「ちょっ、ちょっとお!」

それを聞いて情けない声を上げる桜内。

「あれ?」

「あれっ、じゃないわよ〜💦」

「えー、えーと『男はロ説く時だけ春四月、一度口説き落としてしまえば日々が真冬の一二月、女の方は娘時代は五月だけど、人妻ともなれば空模様がすっかり変わる(お気に召すまま)』」

一条はきどった仕草で反論する。

『蓄薇は摘み取られ控り取られて、その香を残してこそ、この世の幸というもの、身を衛る刺に囲まれてしぼみながら、一人身の仕合せに生き、死んでゆくより、その方が遥かにましであろう(夏の夜の夢)』

「ごめん、あたしパス💦」

は桜内に手を合わせてこう言った後、その場から逃げ出した。

第05回『「ムーンファ」をなんとかする』(白鳥景マスター)

preface

商業PBMで私のアクションが初めて大きく取り上げられた回です。

ちなみにアクションの内容は、「世界の危機に対し、リアクションに登場していない隣国に協力を求めようとする」というもの。これ以後、私はちゃぶ台返し……世界設定そのものに対するアクションを掛けることが多くなります。

リアクション

「たったこれだけ?」

槙槙が羽柴龍輝に訊ねた。

「そうだと思います」

冷静に……あるいは冷酷に龍輝が答えた。

「あんなに時間をかけたのに?」

「そうです」

「あーん、私たちの苦労って一体なんだったのよーっ!!」

は書庫の冷たい床の上に、大の字に体を投げだした。

Alamitaの23日(12月25日)。ここは王宮の書庫である。国王シュウヤ・カザオイ1世から「王立調査室調査官」に任ぜられたは、龍輝をともなって、この10日ばかり山ほどの記録文書を相手に調べものをしていた。この王宮の書庫は、以前から何人もの「丘から来た勇者」が遭難している……比喩的な意味でだが……教会の書庫に比べれば、ジャンル別に分類がなされている分だけ使いやすかったが、蔵書目録があるわけでなし、なにより蔵書の分量が教会以上に「ハンパじゃない」ために、調査は難解を極めた。

その調査の内容は、一言でいえば「カーネリシの過去の外交の実績を調べる」というものである。たちの常識からすれば、カーネリシが国として成り立っている以上隣接地域とのつきあいはあったと考えるのが当然だろう。そこで2人はその交流の記録を調査した上で、ムーンファ(予言)に示された「災い」に隣国と協力して対処して行こうと考えたのである。

ところが……早い話がカーネリシと他国との交流というのは、現在まで全くなかったのである。正確に言えば、「隣国」の存在というのは現在確認されていない。

ちなみにカーネリシの地理状況であるが、北……双が丘から向こうはブラートンからカディー川にそってロフ、フィン、クストルの村を経て、カーネリシで首都ブラートンに次ぐ規模を持つテフの街、そして「カーネリシの屋根」たる暗闇連山に到る。しかしこのテフの街も城壁を備えているわけではないので、実質的規模は他の村々とそれほど差があるわけではない。西……闇が丘から同こうは森林地帯を縫うように街道が走り、街道すじのセド、オーク、パールの村を過ぎると現在人の住んでいない地域に入る。そこから更に西に進むと「疫病の都」廃都バジックに到る。このバジックは前の首都だったが、1200年ほど前に大流行した疫病によって市民のほとんどが死亡し、そのまま見捨てられてしまったのだそうだ。東……光が丘から向こうは荒涼たるヤックの荒野で、カベソン、フォース、モジュラなどの村が首都近くに点在するも、その先は前人未到の地が広がるばかりである。そして最後の南はカディー州がミィトの海に流れ込み、そこから先はわずかに漁師たちが風を読み違えて流されてゆく程度で、やはり人の目にはふれられていない。

結局2人を満足させる資料といえば、300年から1000年ほど前の探検隊の出発時の記録7点しかなかった。西へ3隊、北へ2隊、東へ2隊。どれも5人から10人の本当に小規模なもので、記録の最後は「***年***の**日、帰還の可能性は無に等しいと思われる」などといった文章で結ばれている。そして、申し訳程度に添えられた「双頭族」「悪鬼」「邪霊」などといった恐ろしげな言葉と、憶測に満ちた表現が探検隊の末路を示唆している。2人は、今初めてムーンファの恐さに触れたように思った。2人の脇では不和久魅威がカーネリシの地図を一生懸命探していた。

第06回『「ムーンファ」でがんばる』(白鳥景マスター)

リアクション

Femmaの6日(3月7日)、呉石風牙をリーダーとする「風の旅人団廃都探索班」は、1200年前に疫病で壊滅したといわれている廃都バジックを目指して月の杯亭を出発した。

もっとも、メンバーの中には、

「王宮の書庫でもっと和装本とお友達していたいのおっ」

と、だだをこねていたのを引っ張りだされた槙槙とか、

「私は森を守るという使命があるのですから」

と、最後まで抵抗しながらも、結局風牙の説得に屈してしまった八神水季の姿もあった。そしてそれに、「はたち前なのに古書居の店長代理」藍方総一郎、「天将」神竜忍、「謎の老婆」スター・マザー、「高校の先生」羽柴龍輝、「丘から来たナンパ野郎」丹羽りょう、「天狼の角保賭」三村寛が加わって、探索班は合計9人になった。

道すがら、風牙たちはセド、オーク、パールの村々で村人たちにバジックの噂を聞いて回った。

どうやら「神殺し」の噂はここまで伝わっているらしく、9人は刺すような視線の束に迎えられたが、彼らがバジックへ向かおうとしているのだ、ということが判ると、村人たちは口々に、

「あそこは呪われた都だで、近づかんほうがええ」

だの、

「恐ろしい化け物が住んでいるという話だよ」

だのと言って、風牙たちの無謀なくわだてを止めにがかった。だが、もちろんその程度の脅しでは風牙たちの決心は揺らぎもしない。は、

「だいじょうぶですよ。私たちは必ずここに戻ってきますから」

と、村人たちにみえを切ってみせたが、そのあとで、

「そうですよねぇ」

と、スターマザーに同意を求めるあたりは、まだまだ勇者半人前というところだろうか。

そして、謎の老婆スターマザーの、

「かっ、かっ、かっ」

という不気味な笑い声を残して、探索隊は西へ西へと進んでいった。

結局のところ、バジックには彼らの目をひくようなものは何もなかった。彼らがこの廃都を出ていこうとしたときに、目の前に立ちふさがった何十体もの生ける屍の群れをのぞけばだが。

結局のところ、勇者たちにしてみれば事態はそれほど深刻なものではなかったのかもしれない。城井妙音美の尽力によりペンタスの救助4課(香田不二雄課長)がムーンファの担当となった。紗音美、黒瀬利市、銀風光、槙槙、浅葱藍、木花咲矢、窪周名らの詳細なレポートがペンタス上層部の重い腰をあげさせたのだろう。これによって波津野とカーネリシとの行き来が正常に行なわれることになる。

また浅葱藍が多忙のバブルを撫理矢理捕まえてリン城の薬と剣について調べさせたのだが、剣はどこかの無謀な若者の持ち物だったごく普通の品で、薬の方は「神が死んでしまった」ために今は便用しても全く効果のない「命を呼び返す薬」だったそうである。

プライベート・リアクション『即興曲』(竜堂一角のプレイヤーさん)

「月の杯亭」店内は既に「旅人団」メンバー達で賑わっていた。もっとも、今日は集まりが悪いようだが。

「遅いわねー。一条君達、何やってるのかしら」

テーブルの上にほおづえをつきながら桜内梗華は呟いた。するとそれを聞きとがめた猫神風月はにやり、と笑うとこう言った。

「えっへっへー♥ 梗華さん、一条君の事心配なんだー♥」

「ち、違うわよ! ただ帰りが遅いなーと思っただけで別に…」

「あー、赤くなったー。やーいやーい♥」

「でも確かに遅いわね。何かあったのかな? あの人達の事だから又下らない事やってるんじゃない?」

と横から槙槙が口を挟んだ。桜内はため息をつきつつ、

「そうなのよねー、何かあの子達危なっかしくて…」

「そこが可愛いんでしょ? よっこの年下殺し!」

「誰が年下殺しよ!! 私は元々警官だから彼らが非行に走ったらいけないと思って…」

「本人が非行してるんだから、説得力ないよね」

ぼそっ、とが言うと桜内は言葉に詰まってしまう。

「心配しないでも、愛しの一条君は帰って来るわよ。手料理で迎えてあげたら? あっダメか、梗華不器用だもんね」

笑いながら言った猫神を桜内はジト目で見ながら一言。

「私、知ってるんだからね」

「何が?」

きょとん、とした顔で猫神が聞き返すと桜内は続けて

「この前のバレンタインデー、ケーキを食べた後士門さんにチョコレートあげてたでしょう」

ぎくっ。

「あっあれはその、いつもお世話になってるし、チョコが余っていてその…義理チョコよ!」

「フライパン1個分も余っていたって言うの? 特大チョコだったじゃない!」

「だから…分量を間違えちゃって…」

消え入りそうな声で答える猫神を見つめながらさらに

「へ〜え。“他の事はともかく、料理は正確”っていうのが自慢じゃなかったっけ?」

「……」

「士門さんって幸せよねー。“おいしい”料理が食べられるんだから」

「…何よぉ」

「べ〜つにぃ〜(笑)」

第07回『「ムーンファ」でがんばる』(白鳥景マスター)

リアクション

そしてここはブラートンの西方、かっての首都にして今は誰ひとり……生あるものは誰ひとり……住まわぬ街、バジック。ここには桜内梗花、槙槙、神竜忍、呉石風牙、冴羽りょう、如月劉馳、御前崎助三郎、羽柴龍輝の8人が探索に来ていたが、彼らはまさに今、何十体もの生ける屍に囲まれていた。それらの屍は姿や形こそ生きている人間と変わりはなかったが、そんなものたちが、うつろな目をして腕を力なく垂らしたまま集団で近づいてくるのはひどく不気味だった。

梗花たちが手を出しかねているうち、屍は1メートルほどの距離をおいて7人をぐるりととり囲んだ。そしてその中の一体が、のどからひどくかすれた声を絞りだした。

「コノマチニ アシヲ フミイレタ モノヲ、イキテ マチカラ ダスワケニハ イカナイ」

屍たちの両腕がゆっくりと上にあがってゆく。彼らは人差し指から小指までをぴたりとそろえたまま両手を広げ、その手を自分ののどのところにもってゆこうとする。

すると梗花たちの両腕も、各々の意志に反して屍たちと全く同じ動きをとった。風牙や劉馳のような腕力に自信のあるものですら、その力に逆らうことはできない。じりっ、じりっと腕はあがってゆく。懸命に見えない力を押しとどめようとするのだが、どうにもならない。

そしてその手がのどにがかったかと思うと、もはやそれぞれの主人の意志を裏切った両の手は、あらん限りの力で首を絞めつぶしにがかった。

ぐあ、と、助三郎が悲鳴をあげる。

「ぼくたちが……一体何をした」

と、りょうが力なく言う。

首を前後左右に振ってなんとか逃れようとするのだが、のどにかかる力はますます強くなってゆく。みしり、みしりと骨のきしる感触が、こわばった指の間から伝わってくる。目の前の光景がだんだんとぼやけてきた。

「ああ……」

と、誰かの口から諦めの吐息がもれるのが聞こえる……周囲の音も、色も、頭の中でだんだんと薄らいでゆく。

「こんな……馬鹿なことは……やめるのよ」

最後の力を振り絞って、が切れ切れに叫んだ。

「あなたたちは……殺された恨みが……あるのかもしれないけど……いまあなたたちが……やろうとしていること……あなたたちがされたことと……同じことじゃない……」

はごふっと咳き込む。

「それに……もうあなたたちを殺した……『神』は……死んでしまったのよ!」

その時、急に腕の力が抜けた。屍たちは両腕をゆっくりとおろしてゆき、梗花と横はへたへたとその場に倒れ込んでそのまま気絶した。りょうと忍が慌てて駆け寄る。

「ホントウカ? カミハ シンダノカ?』

先ほどしゃべったその屍が訊ねた。

「ほんとうだとも。俺たちが殺した」

風牙がうなずいて言う。

「ソウカ……ワタシタチハ ソレヲ マッテイタノダ。オシエテクレテ アリガトウ……」

その言葉とともに、辺りに急に風が吹きだした。

見ると、屍はまるで砂の城のように、ぼろぼろと細かな粒となって崩れ、そのまま風に吹かれて飛んでゆく。風が止んだとき、そこには7人の姿の他には何も残っていなかった。

「教えてくれ。なぜバジックは神によって滅ぼされたんだ」

風牙は空に向かって叫んだ。

「神は人があまりに栄えることを喜ばぬようだ。そのために我が街は滅んだ」

風牙の頭の中に、さきほどの声音が響いた。その声の諦めと怒りに満ちた響きは、いつまでもいつまでも風牙の心に残った。

第08回『「ムーンファ」ワールドに行く』(白鳥景マスター)

リアクション

その朝、小雨の降りしきる中、霧が丘のトークァ皇子のところに王宮からの迎えの馬車がやってきた。そして、その馬車には1人の女性が便乗していた。

槙槙である。彼女は、正装に身を包んだトークァと水無月青州が馬車にのり込んでくるのを、作りものめいた笑顔で迎え入れた。

「トークァ皇子」

馬車が動きだすと、はすぐに切りだした。

「なにかな」

皇子はいたって鷹揚に答える。

「もしあなたが王になったら、いったい何をするつもり?」

「ヴィーテ(なにも)。強いて言えば『王であり続けること』が私の務めだろう」

「え?」

「王というのは何かをするから王なのではない。王というのは、王であるからこそ王であることができる。私が玉座を要求するのではない。玉座が、あるいはカーネリシの国民が私を要求するのだ。私にはそれがよく判った」

「そんな……じゃあ、あなたはカーネリシがあと1、2か月でなくなるかもしれないってこと知ってるの?」

「もちろん」

「じゃあ、あなたの妹のメイアル王女のことも?」

「知っている」

「だったらどうして……」

「私はムーンファを信じている。この地を救うのは私ではない。それは『丘から来た勇者』であり、彼らによってこの塊に再来する『神』だ。それから……」

皇子は横に向かって深々と頭を下げた。

「メイアルのこと……よろしく頼む」

妹を思う心。星子の言葉には一片の偽りも感じられない。

「わかっ……たわ」

は、ただうなずくことしかできなかった。

プライベート・リアクション『GO FOR IT』(アーネスト・エバンスのプレイヤーさん)

猫神風月嬢が単独で風の旅人団主力部隊を撃破繊滅していた頃、空間3mと床板30cmとを隔てた2階では、現在の公務員と過去の公務員が、不景気な顔を突き合わせていた。

現在の公務員、槙槙は21歳。女子大生転じての王立調査室調査官であり、あっけらかんとポップしてる割には、押さえるところは押さえているという、ケニー・Gのサックスみたいな少女……いや、女性である。

一方、過去の公務員、桜内梗華は……まあ、誕生日も近いことで年齢は控えておくが、婦人警察官転じてのSLAMP隊員。ムーンファでの現職は僧侶らしいが、竜堂一角ともども、教会の礼拝はすっかり御無沙汰。なんせ神と対等に話すような連中と共にいるため、熱意ある信心を貫いてなどいられないのであろう。今や風の旅人団の「姫さん」として、大麻不法所持容疑の風牙を追い回したりしている。

「あーあ、これからどうなるのかなぁ」

ほおづえをつきながら、あえて非個性的にが呟いた。

「封印のこと? カーネリシのこと? 私達のこと?」

赤縄で紡がれた二等辺三角形の各頂点を梗華が列挙する。当然、それら全てを指していることは、お互い言下に承服している。

「ああ、大いなる御神よ。願わくばその慈愛あふるる両腕で、我らをお導き下さらんことを。我らが世界にとこしえなる救いを……」

芝居っ気たっぶりにが両腕を広げる。卓越した演技力ゆえか、梗華が腕越しにかいま見た両目には、存外真剣な光が宿っているようでもあった。

「神様……か。カーネリシの人達にとっては、王様も神様も同じなのよね」

「王様は……でも、何もしないわ」

は、決闘前にトークァと交わした会話を想起せずにはいられない。妹思いの無賞任発言は、下町人情としては賞賛されうるべきものかも知れない。しかし、権力という名の毒蛇が絡みついた、奇形の、しかも対岸からの一方的な兄弟愛は、全体視野でどのように解釈されるものか? ……これらは全て銀風光の受け売りであるが、今や槙の本音と同心円を占めるようになっていた。加えて、カーネリシに務めるものとしては、責任の一端を感じないでもない。彼女の日頃の明るさも、それからというもの精彩を欠くことおびただしく、梗華あたりとしては年長者の義務感を刺激される。

「ねえ、槙ちゃん。官……っていう字はね、それを持っている人に、余分な気苦労をたくさん運んでくるのよ」

「………梗華…さん?」

「波津野いた頃はよく言われたわ。おまえは日本に対して義務を、国民に対して責任を背負ってるんだ……ってね」

「………………」

「でもね、そんなこと考えてたって始まらないじゃない。会ったこともない何千万人もの人に変な責任感じてたって、息が詰まるだけよ。それに警察官も調査官も、手の届く範囲は狭いんだから。……他にも、官が付く職業はいっぱいあるんだしね……司書官、検察官、裁判官、次官、長官、司命官……」

「……土管、博物館、宇宙戦艦、三半規管、ヴァンサンカンってのもあるか」

いつの間にか、開けっ放しのドアの前に風月が立っていた。

「…………もー、話のこし折らないでよ、風ちゃん!」

「ごめんごめん……でも、どっかの偉い司令官が言ってたわね、自分の手の届かないとこ思い悩んでも始まらない……ってね。そうでしょ、梗華サン?」

いきなり要点を一刀両断されて、それまでの迂回路をフイにされた梗華が、不承不承にうなずく。もぎこちない微笑で応答し、それからきり気なく窓の外を見やった。

カーネリシを覆う暗灰色の雨雲は、可能な限りの悪意を霧雨に託し、地上の全てに陰鬱を染み込ませようとしているかに見える。バプルとイルウェンがもたらした恵みの雨にしては、気の利かないこと甚だしい。

「いっそ、どしゃ降りだったら良かったのにな……」

第09回『「ムーンファ」を救う』(白鳥景マスター)

preface

ちゃぶ台返しアクションその2です。

喩えて言うなら、「カシューとアシュラムの決戦が始まる前にソウルクラッシュを帰らずの森に持ち去ってしまおう」というもの。他の多くの方のアクション前提を壊してしまいますので、当然、実現はしませんでしたが、一応その理由が語られていますので、取り敢えず満足。

リアクション

Occaの17日(5月17日)のことである。勇者たちと一緒にブラートンから逃げだして、音楽家のジェシャの家に寄宿していたペンタスの救助4課課長の香田不二雄のもとを、槙槙と龍宮寺深業の2人が訪れた。そして挨拶もそこそこに、「ねえ、香田課長。私、いいこと思いついたんだけど……」と切りだした。すると奥の方からジェシャが、「まあまあ、みなさんそんなところで立ち話というのもなんですから」と、3人を中に招き入れる。

3人が応接間に腰を落ちつけると、ジェシャが花びらを浮かべたお茶をふるまってくれた。が、「ジェシャさんもお座りになって」と、自分の向かいの席を指し示す。ジェシャは、「どうも、失礼させていただきます」と、自分のお茶のカップを持って香田の隣に座り、瓶に入った何かのジャムのようなどろりとした液体を、お茶があふれそうになるまでカップの中にタポタポとそそぎ入れた。

香田はジェシャの方をなるべく見ないようにしつつ、お茶をひと回すすってからおもむろに口を開いた。

「それで、その『いいこと』っていうのは何ですか、さん」

そこでと龍宮寺は、創世以来の男神と女神の対立の顛末や、近々起こるであろう両神の降臨について、また男神が前国王の遺子のメイアルに取り憑こうとしていることなどをかいつまんで話して聞かせた。

「そこで私は考えたんですけどね」

空になったカップをもてあそびながら、はつとめてなんでもないことのように言った。

「メイアル王女を、降臨の前後何日間か波津野に連れて行ってしまえばいいと思ったんですけど」

「そうすれば男神と女神の戦いでも、女神がかなり有利になると思うんです」

龍宮寺もじっと香田を見据える。

「確かにそうですが……しかし……」

香田はそう言ったきり口ごもってしまう。

「しかし……なんですか?」

が身を乗り出して訊ねた。香田は残っていたお茶をひと息に飲み干して、カップを皿の上に戻した。

カチンと耳ざわりな音が響く。

「その方法を実行することは不可能です」

香田が低くつぶやいた。

「どうしてよぉっ」

は思わず立ち上がる。そのとき勢いよくテーブルに手をついたせいで、皿からカップが転げ落ちる。

「ここ1~2週間で時空嵐が急速に接近してきたために、異なる時空の間の移動がほとんど不可能になったためです」

香田は空のカップを見つめたまま、ぼそぼそと聞きとりにくい声で言葉を続ける。

「無理にトランスを試みようとすれば……多分みんな死んでしまうでしょう。その死と引き換えに幾多の世界が救われるというのならいざ知らず……私にはひとを助ける権限はあっても、ひとの命を奪う権利はないのです。だから……」

「わかったわ」

きっぱりとそう言い切ったの瞳には、もはや香田の姿は映っていなかった。

「誰の力も借りないで、私たち……『丘から来た勇者』が救ってみせようじゃないの。この世界……カーネリシを」

第10回『「ムーンファ」にて』(白鳥景マスター)

リアクション

ある日……この季節にしては随分と暑かった日の夕暮れ時。ちょうど霧が丘の登り口のあたりに、何十人かの勇者たちが……今ではブラートンの住人として、彼らとなんら変わりのない生活を送っている者がほとんどだったが……集まっていた。カディー川にかかる橋の上には波津野に帰る者たちの……槙槙、窪周明、立花一、波乱万丈、竜堂一角、隆、葉鹿鳴夏、星清貴……姿があり、それを送る者たちは、丘の側の橋のたもとに立っている。

「それじゃあ、もしリーダーに会うことがあったら、よろしく言っておいてくれ」

竜堂一角は桂木豹馬の手を固く握りしめた。ラーラがそこに自分の手をそっと重ねる。

「ああ……」

とだけ豹馬は答えて、あとは何も言うことができず、ただ一角の目を見つめている。

「ラーラさん、豹馬さんと……幸せになるのよ。それからエリミアさんも、そのうち、ね」

槙槙が、2人に向かってちょっぴりうらやましそうに言う。ほほえんでうなずいたエリミアの後ろには、それを暖かいまなざしで見守るソール・ミラーウインド・オキタの姿と、2人をうらめしそうに見つめる魔晶韻華飃土の姿があった。

「ジョンとイーミルに……」

そう言いかけて、窪周明は言葉を飲み込んだ。今となっては、誰が彼に自分の言葉を伝えることができよう。

「それじゃあそろそろ行きましょう」

香田がつとめて無慈悲にこう言った。そして誰の返事も待たず、何もない空間に時空回廊を広げた。また会う日まで……そんな言葉でごまかしてしまうには、波津野とこの地とはあまりに遠い。そして、もう彼らとは永久に会うことはないのだ。もう自分は、向こう測に戻ることは永久にないのだ。そう思うと、心の奥に耐え難い痛みを覚える。

「さようなら」

そんな痛みを絶ち切るため、彼らは惜別の思いを言葉にする。ひとり、またひとり、開かれた黒い穴の中に姿が消えてゆく。

さようなら、常に神の手の内にあった、この地に生きる人々よ。

さようなら、もう決して会うことのない友よ。

そして……さようなら神々の住まう土地、私たちが全てをかけて守り通した「ムーンファ」の地よ………。

それぞれが、それぞれの思いを胸に、新しい一歩を踏み出していた。

ムーンファクエスト 4コマまんが劇場&罹災勇者への道

preface

ソール・ミラーウインド・オキタのプレイヤーさんが企画されていた『ムーンファ打ち上げ本』用に描いたものです。最初と最後で描いた時期に3年近くの開きがあるため、後ろに行くほど絵が丁寧になっています。

season.1

4コママンガ登場人物
ムーンファクエスト01
  • 槙槙
  • エリミア(NPC)
  • ソール・ミラーウインド・オキタ
ムーンファクエスト02
  • 槙槙
  • 呉石風牙
ムーンファクエスト03
  • 槙槙
ムーンファクエスト04
  • 男神(NPC)
  • 竜崎士門
ムーンファクエスト05
  • 酒神雷流
  • アーネスト・エバンス
  • (女性)
ムーンファクエスト06
  • イーミル(NPC)
  • ジョン・サクラギ

season.2

4コママンガ登場人物
ムーンファクエスト07
  • 呉石風牙
  • 不和久魅威
ムーンファクエスト08
  • 男神(NPC)
  • 魔晶韻華飃土
ムーンファクエスト09
  • 銀風光
  • 竜堂一角
ムーンファクエスト10
  • 銀風光
  • 槙槙
  • 呉石風牙
ムーンファクエスト11
  • メイアル(NPC)
  • アーネスト・エバンス
ムーンファクエスト12
  • 竜崎士門
  • 呉石風牙
  • 不和久魅威

season.3

4コママンガ登場人物
ムーンファクエスト13
  • 槙槙
  • 羽柴龍輝
  • ラーラ(NPC)
  • 桂木豹馬
ムーンファクエスト14
  • 銀風光
  • アーネスト・エバンス
  • (男性)
  • 三澤八郎義範
ムーンファクエスト15
  • 槙槙
  • 羽柴龍輝
  • ラーラ(NPC)
  • 桂木豹馬
ムーンファクエスト16
  • 槙槙
  • ソール・ミラーウインド・オキタ
ムーンファクエスト17
  • 銀風光
ムーンファクエスト18
  • 呉石風牙
  • 竜崎士門
  • 不和久魅威

season.4

4コママンガ登場人物
ムーンファクエスト19
  • 槙槙
  • 羽柴龍輝
  • 桂木豹馬
ムーンファクエスト20
  • 槙槙
  • 酒神雷流
  • ジェラルド・松本
ムーンファクエスト21
  • 槙槙
  • イーミル(NPC)
  • ジョン・サクラギ
ムーンファクエスト22
  • (男性)
  • アーネスト・エバンス
ムーンファクエスト23
  • 魔晶韻華飃土
  • ソール・ミラーウインド・オキタ
  • 星清貴
ムーンファクエスト24
  • 三澤八郎義範
  • 大神弥子

season.5

4コママンガ登場人物
ムーンファクエスト25
  • 桂木豹馬
  • 呉石風牙
  • 不和久魅威
ムーンファクエスト26
  • 銀風光
  • 竜堂一角
ムーンファクエスト27
  • 紅茜香
  • 三澤八郎義範
ムーンファクエスト28
  • 風追修也
  • 映黒みづほ
  • 水無月青州
  • 葵すみれ
ムーンファクエスト29
  • 桜内梗花
  • 竜崎士門
ムーンファクエスト30
  • 銀風光
  • 星清貴
  • 窪周名
  • 槙槙