ながれぼし☆流星団｜連絡簿

「人工知能THIRTYヨリ、団則公開ガ提議サレマシタ」

「議題ハ可決サレタノデ、団則公開ヲ行イマス」

「人工知能PEGASUSヨリ、天馬アキラ氏ノ保護ガ提議サレマシタ」

「議題ハ否決サレマシタ」

我が『ながれぼし☆流星団』の財政は、『死ねDEATH団』の杜の都沈没計画、『HELL地獄団』の若林静止作戦、『殺人キラー団』の新寺破壊活動、『アポカリプス黙示録団』の大王降臨事業等との全面対決を行った結果、大幅な収支不均衡の情況に陥るとともに、西部地区で展開している『ほうき星☆彗星団』同様多額の地方債残高を抱え、その償還が今日の財政に大きな負担となっており、極めて厳しい財政運営となっている。

銀河ギャラクシアン連邦における辺境星域財政計画についても、連邦が中央星系環境浄化を最優先課題としているため、募金不足や地方債依存体質にある辺境星域においては、財政の見通しが不確定な情況の中、地方単独の正義事業の推進が強く求められるものと思われ、ますます厳しい財政運営になるものと推測される。

また、太陽系は大世紀末を間近に控え、秘密結社の暴力・残虐化がますます進むとともに、陰謀化、策謀化の進展等により、平和社会が大きく変貌しつつある今日、地域住民の平和を求める声も増大し、多様化の傾向が顕著になっている。

正義執行団体は、このような情況の下に置いても、住民の期待に答え、その役割を十分に果たしていかねばならず、恒久平和を確立するためにも、地域の特色を生かした自主的、主体的な平和づくりと、住民生活の質の向上のために、社会基盤の整備、福祉の充実などを積極的に推進しなければならない。

このように財政需要が大きくなる一方において、街頭募金等の財源は限られており、効率的で効果のある施策を実現するためには、予算の重点的配分を行うとともに、引き続き行財政改革に努め、計画的かつ長期的な観点から、主体的な正義展開ができるよう健全な財政運営に努めなければならない。

諸君。

ついに『死ねDEATH団』や『HELL地獄団』のボンクラどもを徹底的に叩きのめす計画が発動した。

その名も、『第一次流星級建艦計画』

『ながれぼし☆流星団』の旗艦を建造するにあたり、その名称・兵装・乗組員等を公募することとなった。「これは！」「我こそは！」と思わん者は、今すぐ会議室に集合しろ。

なんか前の司令官が細かいことをゴチャゴチャと言っていたようだが、そんな小さいすことを気にするんじゃないぞ。男なら「やってやれ！」だ。

この艦が完成した暁には、秘密結社どもの広域的な組織犯罪クライムは天からの鉄槌ハンマーにより粉々に粉砕され、完膚無きまでデストロイされることになるだろう。それこそが、この計画の真の目的だ。これにより地上に残ったウジ虫どもを粛正する！

何をしている、ヒヨッコども！！　さっさと会議室に向かわないかっ！！

今日は、君たちに哀しい報告をしなければならない。

コーチ教官が……宇宙スペース放射線病で亡くなられた。

コーチ教官が死ぬ間際に書かれた遺書が下記のものだ。俺達はコーチの意志を継ぎ、早急にこの『ながれぼし☆流星団』の旗艦を完成させなけれならない。泣いている暇なんかないぜ。いくら涙を流そうと、コーチが生き返ったりすることはないんだからな。

……今の俺達には、悲しんでいる時間なんてないんだ。

去ル1999年10月17日（日）ニ、新橋支部デ開催サレタ最高会議ニ於イテ、流星団旗艦ノ仕様ガ決定サレタノデ、ココニ報告スル。

下図ハ、コノ決定ヲ受ケテ、天馬博士ガ設計シタモノデアル。

ぷろとたいぷハ既ニ完成シテオリ、運用試験ヲ残スノミトナッテイル。てすとぱいろっとハ、厳正カツ公平ナルあみだくじノ結果、『ぶらいぎたー01』ニ決定サレタ。ぶらいぎたー01ニヨル的確ナてすとトれぽーとヲ期待スル。

ついに流星宇宙戦艦の一番艦が完成した。

先日の最終調整会議により、前代未聞の性能を誇る宇宙戦艦ができあがった。現在、擬装完成率は95％。あとは、ブライギター01によるテスト報告を待つだけだ。そして、これに伴い、新しい建造計画が発動することとなった。

その名も、『無敵攻撃型機動歩兵「流星ロボ」開発計画』。

団員はすぐさま、会議室へと参集願いたい。